輸入総代理店とは並行輸入との違い個人輸入方法と転売ビジネス
輸入ビジネスの中にはいくつか呼び名と言うかやり方というかがあります。このページではその辺の基本的な解説を記載させていただきます。輸入ビジネスは大まかに言えば欧米輸入とアジア・中国輸入に分かれますがそれ以外にも多くの呼び名やり方がありますのでその辺を整理し解説させていただきます。掲載している写真の商品は以前、ある方とパートナーを組んで取り扱った輸入総代理の商品です。中々かっこよい商品で当時はほれましたが、売るのに非常に苦労する商品でしたね。そんな話もどこかで触れて行きたいと思います。
欧米輸入とは
輸入ビジネスには大まかに分けて欧米輸入とアジア・中国輸入と言う分類に分かれます。まずはこの違いを記載します。欧米輸入をされている方が扱っている商品は主にブランド物です。それ以外売れないってのもあるのですが有名ブランド名で商品検索してきますのでやすく売るだけで実は売れたりするジャンルです。下に記載する並行輸入とほぼ同じジャンルなんですが欧米に売っているブランド物を仕入れてきて日本国内で転売するような感じかな?
で、売れるものはほぼブランド物という理由はブランド物以外のものの多くは欧米ではなくアジア・中国で作られているのでわざわざ欧米で仕入れるより中国とかで仕入れたほうがやすいのでうまく行くんですね。
ですので欧米輸入とは大まかに言えばブランド物を仕入れて売る感覚ですね。基本転売になりますので利益率が薄いです。利益1~2割りなんてざらです。私のお客様で欧米輸入をされているお客様は利益率1割でやっているといっていました。この利益ですとあまりうまみがないんですね。為替変動に巻き込まれたら利益なんてあっという間に吹っ飛びますし。少し前に一気に円安に為替が向かったときがありましたが、あれのおかげで廃業した人が一気に出たと言うことも起きました。薄利でやらないとなりませんのでその辺が難しいところですね。ただし、扱っている商品は非常にかっこいい商品が多いですねブランド物ですのでそんな特徴があります。
私的にはあまりうまみのない商売だなと思います。
大手がひしめいていてライバルが強いので個人的にはあまりやりたくはないジャンルです。
アジア・中国輸入とは
私がメインでやってお客様に教えているのがアジア・中国輸入になります。欧米輸入と比べると格段に利益率の良い仕入れができます。低予算でも始められる輸入ビジネスです。仕入れ金額安いものでは8円とかで仕入れて1280円で売れたり200円で仕入れて1980円で売ったり、大きなものでは4万円で仕入れて20万で販売というような商品も私は扱っています。仕入れ金額が低いので比較的為替の変動なども吸収できますので有利にビジネスが展開できます。
中国輸入などの場合は欧米仕入れと違ってブランド物などは一切扱えません。たとえ中国のデパートから買ってきたとしても偽物の可能性がありますので中国仕入れの場合は扱うものはそういったものではなく中国製であっても構わなかなと思える商品です。機能が中国製品でも置き換えられる製品を販売していきます。
そして、中国はなんかなという方がいます。商品面でも人の面でもそうですが商品に関しては今、我々の使っている商品のほとんどが中国製品です。使っといていやとかいう人もいますが、ほとんどは中国で作られていますので品質はわかりますよね。普段使う分には全く関係ないぐらいの品質のものが探せます。
そして、人の問題ですが中国人優しいですよ。知りもしないし接触もせずに嫌とか思わないほうがいいですよ。一部変な人もいます。それは日本にもいますよね?
13億人の中にはいい人もいれば悪い人もいます。特にもともと多民族国家なんですねそれを中国人とひとまとめにしてしまう考え方がおかしいです。
実際に接して見て判断するといいですよ。アジア仕入れも全般同じ感じですね。国により強い商品弱い商品がありますし、ロットも違いますので私は商品やロットによって国を分けるとかしています。
輸入総代理店とは
輸入総代理店とは海外にあるメーカーなどの商品販売している会社と交渉して、日本の販売権を任せてもらう形の販売形式です。そのメーカーの日本の代表権をもらう感じの権利でその代わり商品メンテナンスなども行っていきますのでそこそこの責任は発生します。とはいえ輸入層代理を持っても日本の販売を独占できるわけではありません。その商品を海外から見つけて並行輸入される方の抑止力はありません。が総代理を取得と同時にその商品名で商標登録を取るなどのあわせ技を使うと他の並行輸入の方が商品を販売する時、商品名を使うことが出来ませんのでここまであわせると独占状態に近くなるかもしれませんね。
総代理を取り商標などを取ったら無断でその商品名で商品を販売したり扱っている会社や個人を見つけてくれるなんてサービスを展開している会社などもありさらには忍者と呼ばれてそういう会社にスタッフとしてもぐりこんで在庫数を確認して在庫が多いと会社に通報して商標権や意匠権違反で叩くなんてやり方をやっている会社もありますので輸入総代理店と意匠権・商標嫌の組み合わせは強いです。
輸入総代理をはじめよう
イギリスのロンドンのメーカーの商品ですがロンドンまで出向き交渉して所得しました。
最初はメールでの連絡でしたがメールの際は興味がないと断られたのですが、直接外人の通訳さんをはさみ電話で交渉したら話を聴いてみてもよいということになり現地に出向きました。交渉は8時間近くになりましたが双方合意して契約となりました。
この時の契約書は相手が作成しましたがこちらで作成してサインをもらう形でも良いです。この契約の書式は国により異なりますのでその国の基本契約の書式(はんこやサインらや)に合わせて作成する必要があります。
そして、在庫の問題ですがこの商品は受注発注でしたので在庫購入数の数の契約は入っていませんでした。商品や契約の内容により初期に何個在庫を購入するかなどの基本契約が必要になる場合もあります。
ただし、極力在庫などは持たないほうが良いので在庫数は関係なく2年間日本を任せてほしいと言う契約を結んだほうが得策です。後は商品探しなどの方法ですが商品名で画像検索をしてみるとか海外のサイトから検索するとか海外の展示会に出向くなど複数やり方がありますがこの辺はまた別の機会に詳しく解説させていただきます。
海外のメーカーと交渉してこれを取得すればかなり有利にビジネスが出来ます。下記商品は私が昔、輸入総代理を所得した商品です。
一番簡単なのは海外の展示会に行くことですね。展示会などは下記で紹介してありますので興味があればご確認ください。
並行輸入とは
輸入ビジネスの中には並行輸入というやり方があります。一般的に出回っているブランド物などは多くは並行輸入の商品が多いです。この並行輸入というのは日本にそのブランドの日本支社や輸入総代理を取得した業者があったとしてもほかの国から購入してきて販売をしてもいいですよという法律です。例えばイギリスのブランド物がありその正規代理店が日本にあったとしてもその商品はフランスやアメリカでも販売されていますのでそこから購入してきたものが日本の正規代理店で販売している商品より低価格で手に入れる事が出来て、正規代理店の価格よりも安く売ることでさえ気が抜けるのであれば売買が成立するんですよね。
それをやっていいよって決まりが並行輸入になります。この並行輸入始めるとたまに日本の正規代理店が取り扱いをやめてくださいと言ってくる事があるのですがそういってきた瞬間、独占禁止法が適用されますので気にせず販売して大丈夫なんですね。並行輸入って国に認められた正規のやり方になりますので興味がある方は始めるのも手です。ただし扱って利益の出るものはブランド物がほとんどですので真贋の見分けや仕入れ資金がそれなりに必要だという事を忘れずにいてください。